ワーホリでスウェーデンをオススメしない理由

スウェーデン

ワーホリでストックホルムに1年間滞在していたアイリです。

治安も良くて街はきれい、豊かな自然にも恵まれていて、さらに幸福度ランキングでは上位のスウェーデン。

そんなスウェーデンを何故ワーホリでオススメしないか、わたしの実体験を交えながら紹介します。

物価が高い

スーパーで見つけた日本のお菓子。約1100円。

ヨーロッパの中でも北欧諸国はより物価が高いと言われています。

そしてスウェーデンは北欧の中ではまだマシな方で、デンマーク、さらにノルウェーはもっと高い印象。

スウェーデンで外食するとなると、ランチでも150kr(2165円)前後~、ディナーはもっとかかります。

チェーン店のカフェでカフェラテ1杯59kr(851円)といった感じです。

スーパーの食材に関しては、その週毎のセール商品を購入する等しないとあっという間にお金なくなります。笑

またストックホルムに関しては、部屋探しも簡単ではなく、中心地から離れれば割と良心的な金額で良い条件の部屋も見つけられると思いますが、中心地に近づけばレントは高い、高いくせに狭い、この値段でこの条件?というような感じです。

(2024年12月10日現在、1kr=13.7円)

ワーホリで受けられる恩恵が少ない

税金も高いです。

が、医療や教育などの福祉に充てられているので、その点は素晴らしいと思います。

しかしワーホリで日本からやって来た身としては、無料で大学まで行ける訳でもないですし、そもそもワーホリの短期滞在者はpersonnummerを申請することができません。

この番号がないとBankIDというものが作れないので、便利だなと実感する機会はそこまで多くないと思います。

ジムに通う際は月額会員にもなれません。

パーソナルナンバーが必要です。

どうしても運動する習慣を身につけたかったわたしは、入会金プラス前払い(1か月あたりの料金が月額会員より高い)の選択肢しかありませんでした。

銀行口座を開設するのも時間がかかる

こんなに時間がかかるとは思っていませんでした。

まず、口座を開設するために必要な書類を集めるのに時間がかかります。

ワーホリだとcoordination numberを取得しないと口座は作れません。

そして、予約したいと銀行Aに問い合わせると、早くても2か月後の日にちで予約できる、と言われました。

違う銀行Bに行った際、書類に必要事項などを記載し終わると職員から、審査が終わったらこちらから連絡する、と言われました。

どれくらい待つのか尋ねると、早くても2週間後だけど、人によってはもっとかかる、と。

また、別の銀行Cへ行き、必要書類と連絡先を残して帰ると翌日、別の支店から連絡が来ました。

‘’予約できる日が分かり次第、連絡する‘’とのこと。

ただただ連絡を待つ、という時間が過ぎたのを覚えています。笑

そんなこんなで予約もスムーズにできないのがスウェーデン。

わたしの場合、8月頭にcoordination numberを申請してから3か月半後に番号を取得、銀行口座を開設できたのは12月の中旬に差し掛かる頃。

1年間という貴重なワーホリ期間の中の約4か月、何度もskatteverketに行って問い合わせたり、いろんな銀行、いろんな支店に問い合わせたりしました。

正直、これは経験しなくてもいい苦労だと思います。笑 

結果、口座作れたのでいいんですけどね!

語学の壁にぶち当たる

スウェーデン語が話せないと、仕事を探すとき幅が狭まります。

英語だけでも雇ってくれる場所はありますが、当然ライバルも多いです。

その際英語でしっかりとコミュニケーションが取れることが重視されるので、意思疎通できるレベルの英語力が必要です。

また、仕事がないと部屋を借りれない場合もあります。

安定した収入があること、を入居の条件にしているオーナーもいます。

新生活の始まり、住む場所も仕事も決まっていない状況だと、結構大変かもしれません。

でも、なんとかなります。なんとかなりました。

冬の暗さがつらい

いろんな人から聞いていたり、ネットでも多く見かけていたので、冬の厳しさに対する心の準備はしていたのですが、日照時間が短いので本当に暗いです。

例えば12月だと、朝8時頃出勤しようと外に出てもまだ暗い、仕事が終わって15時頃帰宅するときはもうすでに暗い、さらに晴れてる日があると珍しいなと思うほど天気は基本‘’どんより‘’曇りです。

寒さよりも暗さの方がつらいなと個人的に思いました。

ただ、12月1月は雪がよく降って積もっていたので、雪の白さの明るさときれいな雪景色を楽しめました。

10月の上旬でも10℃を下回る日々、そしてだんだん短くなる日照時間、11月が一番メンタル的にしんどかったです。

日照時間は長くなってきている3月でも、最高気温が0℃の日もあるほど北欧の冬は寒いです。

体調を崩しやすい

スウェーデンに来てから、月1もしくは月2くらいのペースで体調を崩していました。

もともと風邪を引きやすいタイプではなかったのですが、こんなペースで体調を崩した原因は、気温の変化が大きかった、頻繁に天気が変わったことだと思っています。

ストックホルムの夏は20℃〜25℃くらいでしたが、8月の肌寒い日は日中でも14℃まで気温が下がる日もありました。

なので夏でもジャケットやパーカーを着ていました。

そして夏の終わりには気温もどんどん下がっていき、というように、天候にすごく影響されたと感じています。

また、”病は気から”という言葉もあるように、メンタルが弱っていると体調も崩しやすくなると思います。

以上、ネガティブな点ばかり書きましたが、これがワーホリで滞在したわたしが感じた正直な意見です。

もしスウェーデンに住める機会があるとしたら、留学もしくは就労ビザ等での滞在がいいなと思いながら、自由な時間の多いワーホリ生活を満喫しています。

北欧、スウェーデンの文化や生活に興味のある方は是非!

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